英国で発達した法概念であるが、人間の行動規範として、これまでその社会で人々はどのようにふるまってきたのか、というのが今の判断につながるものである。何が正しいとされるかは、多くの人がこれまで何を正しいとしてきたのか、によって判断される。

今の自分だけの頭で考えても、それは独断であり横暴であり無謀であったりする。

人は伝統や慣習の中で今を生きる。

ただ時代は変わる。その社会の構成要素も変化するし、人々の価値観も多かれ少なかれ移り変わるし、流行り廃りもある。

これまでどうしてきたか、にとらわれず、新しい発想で大胆に改革を試みることも時には必要となる。逆に変化し続けることによってこれまでの精神を伝承することにつながったりする。

よいステージを作り上げるというそのスピリットを受け継ぎ、実現させるためには、枠組みや形式だけを重んじ、なぞるだけでは意味がない。

同じことを繰り返すことは、同じことの繰り返しではもはやなくなっている。

新しいことにチャレンジすることによって伝統を守り続ける、そういうこともまたあり得る。